2007年02月26日
76:リザーバー除去手術
この頃、私が主治医に相談したかった事。
■チューブが詰った際の処置について、
自分で出来ないものだろうか? と言う事。
■リザーバー(肝臓に直接抗がん剤を入れるもの。
通称【タイコ】とも言われている。)を取って欲しいと言う事。
この2つだ。
チューブが詰った際の処置については
肝臓への刺激を自分で調節してこの前のような事が
無いようにしたいため。
また、リザーバーについては身体に入れてもらって以来、
1度も使用した事が無いし、
私は絶対に使わない(抗がん剤はやらない)と心に決めていたため
これから先も使用することは無いためだ。
末期がん(肝臓がん)に対して、
私の場合は健康食品である程度の結果が出ていた。
そうなるとどうしても取ってもらいたいと思うようになっていた。
あの【事件】から体調もだいぶ安定してきたある日、
回診で来た主治医にその話しをしてみた。
主治医は
「チューブの件は、もしまた今度チューブが詰ってしまった時に
処置の方法をお教えしますね。
それとリザーバーの件ですが除去手術に関しては可能です。
ただし、1度取ってしまったら次は入れる事が出来ません。」
と言われた。
私には全く迷いは無かった。
「先生、それでもいいから取ってください。」 と伝えた。
そして、リザーバーの除去手術の日程が決まった。
私はその事を妻に知らせた。
これから先、末期がん(肝臓がん)が悪化する不安は
私にはもう無くなっていた。。。
妻もきっと同じ気持だったと思う。。。
そんな気持で手術日を待った。
そして手術の日。
パジャマから手術着に着替えた。やっぱり緊張する。。。
看護士さんに呼ばれて手術室に向かった。
そこには看護士さんが待っていた。
私の名札を見て間違いが無いかを確認する。
それから奥の部屋へと入っていった。
私は手術台に乗せられ、主治医が来るのを待っていた。
そこへ1人の先生が来て
「今日は電気メスは使用するの?」と看護士さんに聞いていた。
看護士さんは分からないようだった。
私は手術の内容を事前に聞いていたので
「使用するって言っていました。」と言った。
「それじゃ用意しておいて。」と準備が着々と進んでいった。
主治医が来て手術の手順を話し、いよいよ手術が始まった。
局部麻酔で行ったので先生方のやり取りが一部始終聞こえる。。
私は手術前に先生から
静脈を切って行うため出血が多くなると輸血をしなければならないと
聞かされていたため、
先生が布のようなもので私の身体を拭いては捨て、拭いては捨てる
動作がとても気になり不安だった。
何事も無く、無事に早く終わって欲しいと願っていた。。。
しばらくして手術は無事、終了。 その傷は今でも残っている。
手術後、安静にしなければならないため
尿は管で排せつしていた。
2、3日後、やっと尿の管が取れた。
自由に歩きまわれる開放感は口では言い表す事は出来ない。
私は早速いつもの場所に向かった。
この場所の景色も秋から冬へと変わりつつあった。
寒さのため、外にいる時間も日に日に短くなっていった。
病室に戻り、窓から外を見ると
イチョウの葉が黄色く染まっているのが見えた。
去年の今頃は末期がん(肝臓がん)とは無縁で
娘達と銀杏を拾って楽しんだ事をふと思い出した。
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