2007年02月18日

70:退院⇒キノコ狩り2

キノコ狩りに向かう車の中、
私は胆汁に異常を感じて、車を停めた。

見ると胆汁の容器が一杯になりあふれていた。

それも容器を入れるバッグにまで胆汁が溜まってしまっていた。



胆汁2胆汁1



















トップページの写真です。
胆汁の容器をバッグに入れて移動していました。


 

 

私は慌ててバッグをはずし、胆汁を道の脇に捨てた。

その時はいていたジーンズまでがビショビショになっていた。



胆汁は出かける前に捨てていたので
1時間半ほどで容器満タンの500ccを越えてしまったことになる。


いつもならその程度の時間内であれば
半分の250cc程度で収まっているはずである。。。




妻はいつもと違う胆汁の量に
「今日はこのまま帰ったほうが良いよ。」

と言ったが、目的の場所までもう少しの所まで来ていた。



私は
「とにかく行くだけ行ってみて
キノコを採りながら様子を見てみよう。」 と言った。


妻の心配する気持は痛いほど分かってはいたが
今までの思いを考えると
キノコ狩りを目前にして引き返すことはもう出来なかった。





胆汁の出に気を配りながら車を走らせ無事目的地に到着。


その年は雨が例年よりも少なく、
落ち葉も乾いていてカサカサしていた。


「湿気が無いしねえ。。。
あんまり採れないかもしれないなぁ。。。」

などと妻と話しながら林の中を進んでいった。



いつもシモフリシメジが生えているポイントに着いた。


kinoko

















このキノコはカサ(キノコの上部)が黒くて
なかなか見つけにくいキノコの1つである。

しかしまず1本見つけてしまえば
目が少しずつ慣れてきて更に見つけやすくなっていく。



と言うことでまずは最初の1本を探しまくる。
宝物を探すかのように目を凝らしながら探しまくる。。。


だんだんと目が慣れてくる。。。


「アッ、見つけた!」

「ここにもあった!!」



子供のようにはしゃいでしまうこの瞬間が
私は一番楽しい。






キノコはある条件が無いと生えてこない。

探す範囲は狭いため、
一ヶ所だけでは余り多くは採れない。。。

でも私はこの場所は胃がんで亡くなった兄とよく来た所で
どこにどんなキノコが生えているのか大体分かっていた。

兄がつけた印が未だにその場所には残っていた。。。

私はそれを見て懐かしさがこみ上げてきた。

その印に向かって
末期がん(肝臓がん)で余命宣告を受けたけれど
今、こうしてまたここに来られた事を伝えていた。


【来年も必ず生きてまたここに来る。】

【俺は末期がん(肝臓がん)には絶対に負けない。】

 

そう思いながらまたキノコ狩りを楽しんだ。












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