2007年02月02日
57:大変だった脱水症状
病院を退院したのもつかの間、
10日も経たないうちにまた、胆汁が多くなった。
私は点滴を受けながら必死になって水分を採った。
また脱水症状を起こしてしまったら大変だからだ。
当時は本当に必死で水分を摂らなければ
胆汁の出る量に追いついていけない程だった。
余談だが
義務的に水物ばかりを摂ると意外とストレスが溜った。
そんな時私は良く【氷】で水分を摂ったりしていた。
氷は気分転換になり結構旨く感じた。
更にはかき氷にシロップをかけて食べたり
スポーツドリンクなどで味を変えたりして水分を摂り続けた。
それでも厄介なことに
【飲む量】よりも【出る量】の方が多かった。
1時間で胆汁が何と
500ccも出てしまうこともあった。
お酒なら1時間で500ccくらいいけるかも知れないが
普通の水分で1時間に500cc摂ることは
かなりしんどかった。
まして私は末期がん(肝臓がん)の病人なのだから
更につらい。。。
そのため胆汁の出る量が多い日が続くと
2,3日でまた脱水症状を起こし病院行きとなってしまう。
【末期がん(肝臓がん)闘病】
と言うよりは
【脱水症状闘病】 と言っても過言では無い。。。
また、実際末期がん(肝臓がん)闘病中のほとんどは
この脱水症状との闘いに費やされていた。
脱水症状のために何度こんな事を繰り返してきた事か。。。
脱水症状が原因での入院回数は実に≪9回≫にも及んだ。
今思うと、途中、脱水症状のために意識が薄れていった
事も多々あり、記憶が飛んでしまっている所もずい分ある。
病院のいつもの自動販売機でコーヒーを買い、
妻と飲みながら話しをした事があった。
末期がん(肝臓がん)闘病中、
いろいろな事があった中で、今でも良く思い出すことだ。
妻が私に
「お父さんが脱水症状を起こすたびに入院するでしょ?!
その度に主治医から、 もう助かりませんよ。
って言われていたんだ。。。
でもお父さん、いつも必ず回復してくれるから
いつしか私、お父さんは絶対死なないって思うように
なっていったんだよ。
そう言えば4回目の脱水症状の時、
救急車で運ばれてそのまま入院したよね?!
あの時先生がね・・・、
奥さん・・・。もうご主人は助かりませんよ。
って言われたんだ。
でも私、その時はもう、お父さんは絶対死なないって
思ってたから
先生のあまりにも真剣な顔に思わず笑っちゃった。。。
奥さん、笑ってる場合じゃないんですよ?!
って怒られたけどね。。。」
私はその話しを聞いた時、
単純に笑ってしまったと共に、
妻の強さに感動し、また、
その妻の強い気持ちが私を助けてくれたのだとの
感謝の気持ちで一杯になった。
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