2007年01月03日
34:造影剤の副作用 3
検査の翌日位だったと思う。
治療のせいか、少しずつ寒気も無くなり
意識もシッカリとしてきた頃、
ベットには何枚もの布団が重ねられていて
とても重かった。
そしてあちらこちらに点滴がぶら下がっていて
なんとも賑やかな状態だった。。。
私はつくづく大変な目に
あってしまったと後悔した。
やはり回復してきたとは言え、
まだ、肝臓がんの末期症状には違いなかった事と、
急に体調が良くなってしまった事で
だいぶ焦りがあった事は確かだった。
きっとずっと付き添ってくれていた妻も
同じ思いに違いないと感じた。
私の身体がいくらか落ち着いて来た頃、
妻が気遣いながら言った。
「何があったの?」
「なかなか検査が上手く行かなくて
造影剤を3回入れたんだけど
結局胆管を広げる手術は出来なかったんだよ。。。」
「エッ??? 造影剤、3回も入れたの?
どうしてそんな事したのよ?」
と看護師の経験がある妻は
相当驚いた様子でそう言った。
私自身、造影剤と言うものがどういうものかも
良く分かっていなかった。
こんなに副作用がすごいなんて事はもちろん、
その当時は
妻がなんでそんなに驚いているのかさえ
理解できなかった。
ただ妻にしてみれば元看護師からの
知識があったために
『もしもお父さんに何かあったら絶対に許さない!
裁判してでも闘ってやる!!』
と相当激怒していた。
妻の怒る姿を見て、
また、その時の私の身体の状態を見て、
そういうものなのだと
私自身、何となく分かった。。。
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