2006年11月15日

16:大きなきっかけ





一時退院中のある日、
私は妻と友人をセリ採りに誘った。

その日は天気も良く、小春日和で
セリ採りにはもってこいの日だった。



その場所は胃がんで亡くなった兄とも
良く採りに来た場所だった。

この季節になると良く採れる、
いわば誰も知らない秘密の場所を2人に案内した。



予想通りの収穫を楽しんでいる途中、
私は時々、セリを採る手を休め、あたりの景色を見渡した。



『もうこの場所へは2度と来られないのかな。。。』

そんな想いが頭をよぎる。。。


私は目の中に良く焼き付けておこうと
何度もあたりの景色を見渡していました。



友人も私の身体を気遣い、

何度も 「大丈夫??」  と声をかけてくれる。


また、
『妻はどんな想いでセリを採っているんだろう。。。』


とにかくいろんな事を考えながらセリ採りをしていた。






セリ採りも1〜2時間過ぎた頃だろうか、
友人が、
「これから知合いの人と約束があるから先に帰るね。」
と言って先に帰って行った。


その後しばらく、夫婦水入らずの【セリ採り】を
楽しんで私たちも家路に着きました。


ちなみにその日のおかずは
セリの卵とじ。

収穫の喜びと外出の喜びをゆっくり味わいました。





その日の夕方、
一緒にセリ採りに行った友人から連絡があり、

「笹野さんに合う良い物があるみたいだけど。。。」


何かを探してくれたようだった。

以前、私から
「何か俺に良い物無いかな?」と
声をかけたこともあったが、
こうやって本当に迅速な対応をしてくれる友人がいることに
私は深い感謝の気持ちと共に、
妻にそのことを話し、早速一緒に話を聞きに行くことにした。


そして約束の場所に行き、話しを聞いた。

事前にある程度決心していたこともあってか
その説明はすんなりと受け入れられ、
また、悩んでいる暇も無く、
とにかくそれを飲み始めることにした。











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