2006年11月08日
14:生体肝移植費用
やっとのことで私の順番が来た。
診察室に入ると、
先生が私が持ってきた紹介状と
その当時入院していた病院で検査した
CT画像を見ていた。
そんな『ドラマ』のようなシュツエーションから
先生の話が始まった。
先生は過去の生体肝移植の成功例の話しを
熱心に語ってくれた。
その後、私のCT画像を見ながら、
「肝臓がんの腫瘍が5cm以上あると思われます。
その他にも肝臓の中に10円玉位の大きさの
腫瘍が3つあります。」
そして、
「がんの腫瘍が5cm以上の場合と、
腫瘍が4つ以上の場合、保険が適用されません。
笹野さんはそれに該当すると思われます。」
と付け足した。
私と妻はただただビックリして呆然としてしまった。
《保険が適用されないとは。。。》
先生は更に話を続けた。。。
「5cm以下のがん腫瘍は保険が適用されて
300万円の費用と肝臓提供者の費用も
肝臓を受け取る側の負担となります。
なので別途費用がかかります。」
「がん腫瘍が5cm以上の場合は抗がん剤治療をして
出来る限り小さくすることもありますが
それでも5cm以下にならない場合は
更に強い抗がん剤を使用して、
出来るだけ5cm以内にしようと思ってます。」
「ただ、それでもがん腫瘍が5cm以内にならないようでしたら
生体肝移植費用として1500万円〜2500万円位
かかります。費用の方は大丈夫ですか?」
まさしく、 ≪絶句≫ でした。。。
私は自分が置かれている状態について
肝臓がんの腫瘍の大きさのため
保険が適用されない事にもビックリしたが、
何より、抗がん剤治療がすごそうで
生体肝移植手術をするまでに
身体がもたないだろうと単純に思ってしまいました。
そのため先生への返事を濁していると、
妻がいきなり言いました。
「費用の方は何とかします。
私が肝臓提供者になりますから
生体肝移植手術をお願いします。」
・・・。
私は何も言うことが出来ませんでした。
その後、先生から生体肝移植手術に向けての
今後の進め方の話を伺い、
妻はその手続きをしました。
入院日は 【4月9日】 予定。
自宅にて電話を待つと言うことで
当時入院中の病院に戻りました。
大学病院から当時入院中の病院へ戻る途中、
車の中では道順を教える会話だけになってしまいました。
生体肝移植の話しは
私も妻も一言も口には出さなかったけれど、
莫大な費用の事や
強い抗がん剤治療の事など、
いろいろな悩みや不安が駆け巡っていました。
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