2006年10月28日
6:末期がん(肝臓がん)にて余命宣告
先生の口からがん宣告されて
どの位時間がたったのだろう。。。
ほんの数秒だっただろうか。
私は泣きながら先生に訴えている妻の言葉で
『正気』に戻った。
「がんと言う事が分かっているのなら
何故もっと早く入院させてもらえなかったのですか?」
「がんだったら一刻でも早く治療をしないと手遅れに
なってしまうんじゃないんですか。」
「何故検査から1ヶ月もかかってしまったんですか?」
と元看護師の妻は先生に食らい付く位の勢いで
先生に詰め寄っていた。
それもそのはず、妻は現役時代に私のようながん患者と
たくさんの関わりを持っていろいろな経験をしてきたのだろうから。。。
しかも、奇しくも妻は《この病院》の、《外科》の看護師だったのだから。。。
《病院内事情》もある程度は分かっていたのだろう。
余計に怒りにも似た詰め寄り方だった。
でもまさか、自分の夫ががんになるなんて夢にも思ってなかっただろう。。。
私は妻に
「もういいよ。」とだけ言った。
そして先生に、
「先生、余命半年くらいですかねぇ。」と
いきなり尋ねてしまった。。。
「更に検査を詳しくしてみないと何とも言えません。」
とだけ先生は言った。
その後、その日の事は全くといっていい程覚えていない。
妻が何時ごろ、どうやって帰っていったのか。
妻とは何か会話を交わしたのか。
自分はその後、なにかしたのか。。。
全くと言っていい程、記憶が無い。。。
きっと頭は大混乱しながら《真っ白》になっていたのだろう。。。
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